2012 ガス主任技術者試験 直前対策 (供給科目) 直前対策供給編です。 勉強 - その他 供給 ガス 主任 供給 Q1供給5 Aレベル 問題 導管網解析についての説明で、誤っているものはどれか。 選択肢a ループ配管の導管網解析には、水道の導管網を解く方法を改良したレイノルズ法が用いられる。b aの手法は、各ノードにおいて流れの連続条件が等しいという条件を満足するように各々の導管に仮定流量を乗せて計算し、誤差を補正流量として加減して、収束するまで計算する手法である。c 実際の導管網では、需要量が刻々と変化するため、導管内の流入ガスと流出ガスが時間的に一致せず、その差が圧力に影響を及ぼす。このため、静的な解析ではなく、動的な解析(非定常解析)を行うことがある。d 非定常解析は、微分方程式で与えられる連続の式、運動方程式、エネルギー保存式を組み合わせて、種々の数値解析法を用いて解き、圧力、流量などの時間変化を求めるものである。 Q2供給10 Bレベル 問題 整圧器の故障原因について正しいものはどれか。 選択肢a レイノルド式のメインバルブとバルブシートのかみ合わせ不良は、二次圧力異常低下昇の原因である。b フィッシャー式のメインバルブ刃先の破損は、二次圧力異常低下の原因である。c AFV式のゴムスリーブ上流側の破損は、二次圧力異常上昇の原因である。d レイノルド式のフィルターダスト詰まりは、二次圧力異常低下の原因である。 Q3供給15 Aレベル 問題 導管構造の設計に関する説明で、正しいものはどれか。 選択肢①ガス事業法の管厚計算式は、埋設される導管の管厚保を算出するために定められたもので、内圧から求められた式、土圧と輪荷重から求められた式のいずれか大きい値を採用する。②内圧による円周方向応力は、軸方向応力の4倍である。③内圧による円周方向応力は、管圧と内径に反比例し、管厚に比例する。④曲げ応力を求める式は、σ=M/Z で表され、Zは断面2次モーメントと呼び、断面の形状によって決まる定数である。 Q4供給20 Bレベル 問題 腐食に関する説明で誤っているものはどれか。 選択肢①バクテリア腐食とは、土壌中に生息するバクテリアにより著しく促進されるミクロセル腐食である。②コンクリート/土壌腐食とは、コンクリートがカソード、土壌部分がアノードとなり、腐食が生じる。③通気差腐食とは、通気性の悪い部分がアノード、よい部分がカソードとしてマクロセルが形成され、腐食する。④異種金属腐食とは、異なる2種の金属が土壌中で電気的に接続されると、金属の自然電位差によりマクロセルが形成され、腐食する。鋳鉄管の自然電位は鋼管に比べて卑であり、鋼管がカソードとなり、腐食が進行する。 Q5供給25 Bレベル 問題 溶接に関する説明で、誤っているものはどれか。 選択肢①ティグ溶接は、大中口径に用いられ、マグ溶接は、100m以下の内管の溶接に用いられる。②アーク溶接機は、現場で使用されることから、直流電流が用いられる。③ガス事業法で定められたガス工作物の溶接を行う場合には、事業所毎に溶接施工法が適切なものであることの確認を受けなければならない。④ガス事業法で定められたガス工作物の溶接を行う溶接士は、十分な技量を有すると確認されたものでなければならず、溶接技量証明書が発行される。 Q6供給30 Bレベル 問題 他工事管理に関する説明で、誤っているものはどれか。 選択肢①他工事の影響を受けるガス供給施設については、協議の上、保安措置を講ずるが、保安措置には、移設、防護工事・管種変更、一次供給停止、導管のカルバート設置、二重化による防護、薬液注入により地盤改良などがある。②管種変更は、ねずみ鋳鉄管やダクタイル管をポリエチレン管等に変更する。③掘削により、ポリエチレン管が露出した場合は、熱や直射日光により損傷、劣化などの可能性があり、原則としてさや管などによる防護措置を施す。④内管の他工事管理において重要なものには、ガス設備の資産区分、改装時の注意事項を記載したチラシの配布がある。 Q7供給35 Cレベル 問題 既設導管の耐震性向上策の説明で、誤っているものはどれか。 選択肢a 裏波溶接は、昭和38年以降全面的に採用されている現行の溶接方法である。b 阪神大震災の被害を受けて、特殊地形地区における非裏波溶接鋼管の耐震性向上策が図られている。c 一つの面を境にして二つの岩体が相対的にずれている場合に、その現象を活断層という。その中で最近の地質時代に繰り返し活動し、将来も活動することが推定される断層は、内陸型地震の引き金となりうるものである。d 阪神大震災では、低圧導管は、耐震設計指針策定以前のネジ接合部を有する鋼管とポリチレン管で多く被害が出たため、社会的優先度の高い病院などについて、対策を講じている。 Q8供給25 Cレベル 問題 酸素欠乏の防止に関する説明のうち、( )部で誤っているものはどれか。 選択肢酸素欠乏危険場所で作業を行う場合は、①(酸素欠乏作業主任者を選任)する酸素濃度計により作業場所の空気中の②(酸素濃度が15%以上であることを確認)した上で作業にかかる。また、測定は、作業を開始する前に行い、③(3年間記録を保存)しなければならない。常時作業状況を監視し、異常時には直ちに応急措置、関係者への通報ができるように④(作業は2名以上)で行う。 Q9供給38 Bレベル 問題 ガス管の耐震性評価について、( )部で誤りはどれか。 中低圧導管の耐震設計の考え方は、配管系の①(地盤変位吸収能力)と②(管種・埋設条件)を考慮して定めた③(設計地盤変位)とを比較することにより耐震性を評価する。 選択肢①が誤り②が誤り③が誤りいずれも正しい Q10供給39 Bレベル 問題 第二次緊急停止判断の記述で、( )部で誤っているものはどれか。 第二次緊急停止判断は、次のような二次災害の発生が予想される場合、速やかにガスを停止する。 選択肢地震計のSI値が①(60カイン以上)を記録した場合。②(道路・建物の被害状況や主な導管の被害状況)から、ガス工作物の被害が甚大であることが容易に推測できる場合。・ ③(ガス漏えい通報)などにより、発見されたガス工作物の被害状況が④(緊急時対応能力を超える)恐れがある場合。